当日ミーティングをする大事なポイントは、落ち着いて喋ることができる場所でミーティングを行うことです。
周りの声が大きい場所などだと、気が散ってしまう可能性もあります。
またあまり長く喋り過ぎても集中力がかけてしまいます。
事前に決められることや話し合っておけることはなるべく前日までに済ませておき、当日試合前のミーティングは最低限の内容のみを話すようにしたほうが、ミーティングをする意味が出やすいでしょう。
ここでミーティング前にチェックしておくとよい事柄を、いくつかご紹介します。
ミーティング前に様々な情報をふまえておいたほうが、当日の状況に合わせた戦術を共有しやすくなってくるでしょう。
大会への参加を重ねるうちに、自分のチームの場合は事前にどんな確認や準備が必要かということはおのずと分かるようになると思います。
・試合の数
フットサルの大会では、数チームごとの予選リーグで何戦か戦ったところで、勝ち数が多かったチームだけで行われるトーナメントで戦う、という形式が多いようです。
特にワンデイ大会の場合はそれらの日程を全て1日で終わらせることから、ペース配分も考えつつ戦うことになります。
予選リーグは何戦行うのか、トーナメントを最後まで勝ち上がったら最大何戦行うのかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
・勝ち上がるチームの数
予選リーグからトーナメントへ上がるという形式の場合、大会やリーグによって何チームがトーナメントへ進めるかが変わってきます。
勝ち上がるチーム数などによって、ペース配分や戦術が変わることもありますし、事前に確認しておきたいところです。
・試合時間
試合時間、特にハーフタイムの有り無し、ハーフタイム有りの場合はそれが何分なのかなども大会によって違うことがあるため、確認が必要です。
なお大会によっては、予選と決勝で試合時間が変わることもあるので気を付けましょう。
・ピッチの感触
正規大会ではルールでピッチの大きさが決められていますが、そこまで厳格ではない大会の場合は、ピッチのサイズが正規サイズ(40m×20m)とは異なることも少なくありません。
サイズが異なると、シュートやパスの感覚なども変わってくることがあります。
またピッチの素材や天候状況(前日に雨が降ったなど)によっては、いつも使っているピッチと比べて走った時の感触が大きく違うこともあります。
走る感触はシューズによっても異なるので、もしいくつか手持ちのシューズがある場合は、その中から合うものを選んでプレイしましょう。
◇大会当日のその他色々
大会当日、試合でいきなり体を動かすと、思うような動きができないこともあるため、試合前には軽くウォーミングアップをして体を温めておくとよいでしょう。
大会ではウォーミングアップ可能な場所や時間などが限られているため、状況に合わせて行う形となります。
ウォーミングアップの内容は、試合直前に皆で軽くランニングをしたり、簡単な体操を行ったり、ピッチが使用できる場合は軽くパス回しやシュートの練習をしたりなどが考えられます。
ピッチでウォーミングアップをする場合、同時にピッチを走った感触を確かめておくのもよいかもしれません。
そして試合と試合の間には、休憩が設けられていたり、組み合わせ次第ではかなり時間が空いたりする場合もあります。
特に日程が詰まったワンデイ大会の場合、勝ち上がれば勝ち上がるほど1日の間にこなさなければならない試合の数は増えていきます。
空き時間は試合に備えて体を休めることが最も重要になってくるほか、昼食などの食事をどのタイミングでどれぐらい取るかなども考えるとよいでしょう。
中途半端なタイミングで食事を取ると、試合に影響を及ぼしてしまうこともあります。
例えば試合直前に食事を取った場合、そのせいで試合で体を動かしにくくなるなど。
もし空き時間に余裕がある場合、対戦予定の相手チームが出場する試合を見て、プレイ傾向を分析しておくのもよいかもしれません。
相手のプレイ傾向さえ分かっていれば、様々な対策を練ることも可能となるでしょう。